
COLUMN
スタッフ・生産者さんコラム
食の宝島佐渡 通信 2025年9月号
佐渡島では、いよいよ稲刈りが始まりました。全く雨が降らなかった7月から一転、8月には災害級の豪雨。人にとっても、稲にとっても過酷な夏だったに違いありません。

植物も人と同じように、暑さが続けば体力を消耗し、痩せてしまいます。特に、稲の花のもとができる「幼穂形成期」や、穂が出る「出穂期」には水を切らしてはいけません。暑さと水不足が収穫量や等級(品質)にどこまで影響を与えているかと不安に思う気持ちは否めません。
お盆返上のドローンによるカメムシ防除や水の管理。努力を尽くしても自然に左右されて、必ずいい米が出来るとは限らない、厳しい世界です。

それでも笑顔を絶やさず、逞しく米作りに取り組む当店の農業チーム。機械の使い方が丁寧で、草刈りはいつも美しく、段取りと整頓が上手。
そんな尊敬するみんなが真心を込めて育てたお米を、私は食べたいです。
収穫量減を見込んで少なめの出品だったため、売切れのお米もありますが、
稲刈り後に調整の上、再販もあるかと思いますので今しばらくお待ち下さい。