
COLUMN
スタッフ・生産者さんコラム
食の宝島佐渡 通信 2025年3月号
毎日のようにお米の価格高騰がニュースになっています。
お米の仕入はほとんどが秋に決まり、
令和6年産はJAから農家さんへ支払われる仮渡金が上がったため、
販売価格は高値でのスタートとなりました。
米不足により市場はさらに高騰しておりますが、
当店では理由のない値上げは行わず、仕入に対して適正な価格での販売を
続けております。

一方で農家としては、度重なる異常気象による不作での収入減、
生産コストの増加が著しく、赤字が出なければ御の字という現状です。
備蓄米や輸入米の投入によって、精一杯作っても売れない不安があります。
しかし、どんな状況でも私たちがすべきことは、
協力農家さんと共に誠意をもってお米を作り続けることだと思っています。
「安全・安心な米作りに取り組んでいるし、
いつもちゃんと届けてくれるからこのお店なら大丈夫」と思って頂けるように。

佐渡島はまだ雪が残るところもありますが、
農業チームは用水路の整備やモグラの穴などを塞ぐ畦塗りなど、
米作りの準備に入りました!
暖冬気味ながら適度な積雪もあったので、良いお米が出来そうな予感です。